誰しも一度はプレゼンテーションの資料を作ったことがあると思います。
なかなか大変だと思いませんでしたか?
今日はこのプレゼン資料について書いていきたいと思います。
良いプレゼン資料とは
良いプレゼン資料には色々な考え方があると思いますが、それらには共通していることがあります。
「分かりやすい」こと、「印象にのこる」ことです。
このどちらが欠けていても、良い資料とは言い難いですね。
そしてこれらを実現するために意識すべきことがあります。
「プレゼン資料はシンプルであれ」
ということです。
シンプルであることは分かりやすさに直結します。
インパクトのある資料には繋がらないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
それはシンプルの本質がわかっていないからそう思ってしまうのです。
シンプルであるということは、それだけ1つのことに注目が集まることを意味します。
大量の文章の中から重要な1文を探すことは難しいですが、重要な1文だけが書かれていれば、否が応にもその1文に注目が集まります。
この注目しやすさがシンプルという言葉に隠された本質なのです。
文字の量
先ほど良い資料はシンプルな資料であるという話をしました。
そこから繋がっているのですが、文字で埋め尽くされた資料は非常に良くないです。
僕がよく見るプレゼン資料には、そういったものが多くあります。
僕はそんなプレゼンを見て「もったいないな」と思ってしまうのです。
「こんなに頑張っていて、こんなに伝えたいことがあって・・・」という気持ちがめっちゃ伝わってくるのですが、文字ばかりで埋め尽くされた資料は相手に伝わりにくいのです。
それには大きく分けて二つの理由があります。
まず、単純に読むのが大変ということ。
パワーポイントで資料を出したとして、一枚のスライドが文字ばかりで埋め尽くされているものを最後まで読むのはすごく大変。
しかも、最後まで読んだら、また次のスライドが文字ばかりで。
イライラはどんどん募っていき・・・
そんなもん読んでられるかー!!!
となってしまいますよね。
次に、読むのに集中してしまって話が聞けないということです。
人間が意識してできることには限りがあります。
いくつものことを脳が処理するのは大変で、リミットが勝手にかかってしまうわけですね。
話は聞いてほしいけど、資料もガッツリ読んでほしいなんていう欲張りなことはゆるされないわけです。
というわけで、資料はできるだけシンプルであるのがよいと思います!
たとえば、こんなプレゼン手法があります。
http://www.rubycolor.org/takahashi/takahashi/img0.html
高橋メソッドは非常に有名なプレゼン法ですね。
一枚のスライドの情報量がここまで少なければわかりやすいです。
単純にインパクトもあって面白い。
これはかなり大げさな例ではありますが、僕が言いたいのはこういうことです。
図の効果的な使い方
ここまでで文を読ませるような資料がよくない、という話をしました。
ならば図を使うのがいいだろうというのは誰しも思いつきますね。
そこで、僕が思う図の効果的な使い方についてお話しようかと思います。
まず大前提となるのは、図もごちゃごちゃしてはいけないということ。
文字も少なければ効果的に働いたように、図もシンプルである方が効果的に働きます。
これは注目してほしい部分がパッと見で分かりやすいからですね。
実例ベースでみていきましょう。
「日本人の主食はなんだろう?」というテーマで話をしていたとします。
そうした時に、アンケート調査の結果を出すとしましょう。
図を使いやすい場面ですね。
そこでこんな図を出したとしましょう。
なんだかごちゃごちゃしていて見にくいと思いませんか?
中途半端に写真があったり、吹き出しで文字を書き過ぎていたり。
これでは何を伝えたいのか分かりませんね。
これをよりシンプルに、そして注目したい部分にフォーカスしようとすると、次のようにするのがいいです。
大分シンプルで見やすくなしましたね。
題目た写真、グラフの色もご飯に絞ることで、どこに注目したらいいのか分かりやすくなりました。
実際にはここまで単純な話にはなりにくいですが、このポイントを意識しておくのは重要であります。
まとめ
今回はプレゼンテーションの資料についてお話ししました。
資料作りは奥が深い。
僕自身も、もっと研究していきたいです。
プレゼンテーションのコツについて、こちらでも考えてみました。