プレゼンテーションとは何か。
学生の僕はその課題に長く悩まされ続けてきた。
「プレゼンが甘い」
何度もこの言葉を突きつけられてきたのである。
そこでプレゼンテーションについてもう一度考えることにした。
プレゼンテーションとは
プレゼンテーションとは、情報伝達手段の一種で、聴衆に対して情報を提示し、理解・納得を得る行為を指す。
Wikipedia を見るとこのように書かれています。
この一文には重要なポイントがつまっています。
「聴衆に対して情報を提示し、理解・納得を得る」
つまり、説明が「分かる」こと、「納得」を得ることが重要なのです。
たとえ自分のやったことがすごいことだとしても、それが聴衆に理解してもらえなかったり、すごいものだと納得されなければ、全然意味がないのです。
「せっかく頑張ってきたのにorz」となってしまうのです。
そんなのは悲しいですよね?
僕は悲しいです。
というわけで、どうしたら理解してもらえるのか、納得を得られるのかについてフォーカスしていきたいと思います。
ターゲットを考える
この理解・納得を得るについて、僕が一番重要だと思うことは、ターゲットを明確にすることです。
ターゲットとは、聴衆のことです。
聴衆がプレゼンしたいと思っている内容に対して、どのくらい理解をしているのか。
それを考えるだけでも、プレゼンテーションの内容は大きく変わってきます。
例えば、僕がプログラミングについて説明するとしましょう。
この説明する相手が、理系の大学生の時、僕は素直にプログラミングについて説明すればよいと考えます。四則演算はこう書けます、変数はこう使えます、関数は・・・、といった具合にです。
しかし、これを説明する相手が小学生3年生だったとしましょう。
彼らにプログラミングの説明を普通にしても「何それ?」となってしまうわけです。
僕が彼らにプログラミングの説明をするとしたら、そろばんとか電卓とかの話からPCの話にしていくのがいいです。
聴衆の年齢層など、そういった要素も重要になってきます。
なぜなら、彼らが何に興味を持っているのかによって話すべき内容が変わってくるからです。
つまらない話を聴くのは、つらいし眠くなりますからね(笑)
実際これは笑い話ではなくて、眠くなるような話をしてしまえば、納得は得られませんから。
ただ、このターゲットは設定するものというよりは、説明したい内容によっておのずと決まっていることでもあります。
重要なのは、ターゲットをしっかりと意識できているかどうか。
「ターゲットのことを考える」=「プレゼンを考える」となっているのです。
ストーリーを考える
さて、ターゲットを意識したところで、自分のプレゼンテーションの流れ、ストーリーを考えてみましょう。
僕はプレゼンテーションが一つの「物語」であると考えています。
例えば僕が、プログラミングの勉強について話すとします。
ターゲットは「大学生」としましょう。
ここで重要なのは、「なんでそんな話をするの?」ということが相手に伝わるかどうかです。
今回の場合は「なぜプログラミングの学習法についての話をするのか?」という部分になります。
ここをしっかりと伝えることで、自然と本題に入りやすくなるわけです。
まとめてみると、このような流れとなります。
- 背景
- 問題
- 目的
- 自分のしたい話
今回の例を上の流れに従って作ってみると、こんな感じですかね。
- PC、インターネットが普及しており、プログラミングの能力が企業でも求められている
- しかし、プログラミングの勉強を大学の講義だけでカバーするのは難しく、自分で勉強するのもすごく大変
- 今回はそんな大学生がどうやってプログラミングを勉強すればいいか話そうと思う
- 大学生がプログラミングを勉強するには・・・
大学生は就職もありますし、企業から求められているという話には興味を持ってくれます。
ここがターゲットを意識しているところ。
ターゲットを意識しつつ話すことで、この話は聞くべきだと判断してもらう。
その上で、問題となるプログラミングの勉強が大変だという話をする。
ここまでもってくれば、あとは今日の自分の話で、それを解決していこうという目的から、実際の話の内容に自然とつながっていくわけです。
自然なストーリーがあれば、相手にも自然と伝わるものです。
最後に
今回はプレゼンテーションについて、ターゲットとストーリーを考えることでよりよいものになるというお話をしました。
しかし、実際に発表の場に立つとなかなか伝わらないものです。
こればかりは、何度も経験してみないとわからない部分が多いでしょう。
失敗もまた経験!
うまくやろうとか考えて発表の場に立つのではなく、失敗しても「次!」という意識でいくべきですね!