先日メンタリストの方とお会いする機会がありました。
仁さんです。
仁さんのブログはこちらです。
僕はボコボコにやられました。
完膚なきまで叩き潰されました。
悔しい。
悔しかったんです。
だってあんなに当てられちゃうんだもん。
怖くて震えが止まりませんでしたよ。
だから僕も人の心操る技術学んじゃいます!
僕もメンタリストになってやるぜ!!!
うおおおおおおおおおおお!!
そんなわけでこの本読んでみました。
これを読んで勉強したこと、考えたことをまとめてみたいと思います。
無意識に働きかける
無意識ってことを僕はあまり意識したことはなかったんですが、この本を読んでその重要性を再認識させられました。
理性と無意識。
これをしっかり分離して考えることが重要です。
まず、しっかりと認識しなくてはいけないのは理性が1度に1つのことしかできないということ。
これを筆者の方は強く言っていました。
複数のことをしているように見えても、実際にはそのうちの1つのことしかできていないということです。
複数のことを同時にやっているように見えても、それは時間を分割して理性の処理を分けているだけなんですね。
たとえば、今みなさんはありがたいことに僕のブログを読んでくれています。
ブログを読むことに集中しているみなさんは今、足の裏の感覚は全くありませんよね。
そして今この瞬間に履いている靴や靴下の感覚を感じたことでしょう。
今僕が足の裏の話をしたからです。
僕もこの本にやられて悔しくなりましたが、確かにってなりましたね。
足の裏には神経があるはずなのに、言われるまで全く感覚がなかったかといえば、その感覚を無意識が処理しているからです。
このようにして、脳は全てを理性で処理せずに無意識に任せている部分があるのです。
そして、何を無意識に任せるかはその人がこれまで経験してきたことに基づいて決定しているのです。
この本では、この基本をベースにして色々なテクニックを紹介しています。
けど、誰がどんな経験をしてきたかってわからないよね?
僕はこの本を読んでいて、このように思ったわけですね。
人は経験してきたことを元に、何かが起きた時に何かをする、という行為を自動的に行ってしまいます。
大切なのは、どんな経験をしてきていて、何かが起きたら何をするという自動処理の内容を把握できるかということ。
そう筆者の方もおっしゃっていますが、それって分かるものなの!?
これは多分、トライ&エラーなんでしょうね。
自分の価値観をベースに試し、成功したか失敗したか。
成功したならその人が、自分の思った無意識の引き出しを持っていた。
失敗したら、その無意識の引き出しを持っていなかった。
これを繰り返すことで、わかるようになっていくのですね。
やはり簡単にメンタリストになることはできないのでしょう。
テクニックよりもむしろ概念の方が重要か
僕がこの本を読んでいて、色々なテクニックがあるし為になることも多いなと感じました。
ただ、これらのテクニックは全てうまくいくわけじゃないんですよね。
やっぱり基本となるのは、その人が生きてきた経験が無意識を作っているわけですから。
人を相手にしているわけだから、正解はないんですよね、きっと。
だから思ったんですけど、これって概念の方が重要なのかなって。
先に挙げた無意識の話もそうですし、性格がフラクタルであるって話とか、サブリミナル効果とか、概念的な部分を知っているだけでも見え方って変わってきますよね。
メンタリズムは人を幸せにする
僕自身この本を読んで色々考えたり、ちょっと人の見方が変わってきた気がするんです。
それで思ったんですけど、これって人を幸せにできるんじゃないかな?
相手がどういう風に生きてきて、どういう価値観で、何を思っているのか。
それを考えて相手と過ごすってことですよね。
つまり相手のことをしっかり見て、理解しようとしてるってことですよね。
やばい。めっちゃ素敵じゃん。
人の心操るとか、そんなことどうでもよくなるくらいの素敵なことがつまってますよね。
こう思ったからこそ、このテーマを取り上げたという説もあります(笑)
まとめ
最初は悔しくて俺も人の心を操ってやるぜ!と思っていましたがちょっと気持ちが変わってきましたね(笑)
人の心を操ることよりも、人の気持ちを理解しようと努力することの大切さをあらためて考えさせられた気がしています。
なんか、すこしだけ心が暖かくなった気がします。
以上!