最近研究室で、先輩や教授の使う言葉がすごくきついように感じます。
みなさんも他人に言われて、言い方がきついと感じたり、上から目線で話されているように感じたことがあるのではないでしょうか。
そのような中には、実際に性格がきついわけではないのに、言い方がきつくなってしまっている人もいるのではないかと思います。
そのせいで、伝えたいことがうまく伝わらないなんてことも・・・。
もしかしたら、僕もそんな言い方をしまっているんじゃないかな?と心配になりました。
今回は、自分に言い聞かせる意味も込めて、考えたことをまとめておきたいと思います。
きつい言葉の持つ力
「きつい言葉」というのは力が強くて、聞いた人の印象に残りやすいものです。
例えば、僕の先輩や教授は
「黙ってうつむいていれば解決出来ると思っているのか」
「君は何も考えていないのか?」
「普通の人間ならちゃんと考えてやるはずだよね」
「君の日本語は日本語じゃない」
のような、本当にきつい言葉を使います。
こういった言葉ってものすごく印象に残りますよね。
伝えたい主張の良い悪いに関わらず目立つ。
それが「きつい言葉」の持つ力なんです。
きつい言葉の伝わり方
きつい言葉って、そのきつさが目立ってしまって本当に伝えたい主張が見えなくなってしまうんですよね。
どんなに主張が良いものでも、きつい部分が目立ってしまうから、
「すごく嫌な人だ」
「なんでこんなこと言われなきゃいけないの?」
「怖い」
というような負の思考が頭の中に広がっていきます。
そして肝心の伝えたいことが印象に残らない。
伝えたいことがあって何かを言っているはずなのに。
これってすごくもったいないですよね。
最近ブログをやっていても、批判の「言い方がきつい」という印象が残ってしまって、結局何を言われてたっけ?ということがよくあります。
そういう中に貴重な考えがあるはずなのに、という思いが強いです。
もう一度読み返す勇気もなかなか出ないんですよね・・・。
批判も伝えたい自分の考えがあってのことですから、気持ち良く伝わるような言い方にしたいですよね。
目立つための「きつい言い方」
「きつい言い方」が目立つということを利用して、印象に残そうと使う人もいます。
全てが悪いとは言いませんが、「主張」が伝わる程度にしておかなくてはいけません。
でなくては発言していた「話し手」が目立っているのに、何を言っていたかは覚えていない、なんてことになってしまいますから。
また、「感情」を伝えたいという時も言葉がきつくなってしまいがちですよね。
「感情」を伝えるために強い言葉を使うというのは、よくあることですしこれ自体は悪いことではないとも思います。
けど、これは人を不快にしないようにというのが大前提になっているはずです。
それだけは忘れたくない。
特に「感情」を伝えようとする言葉は、人に影響を与えやすいですから。
「他人を不快にするような言い方をしないように気をつける」
当たり前のことですけど、そのことが頭の片隅にあるかどうかだけでも、人に与える印象は変わると思います。
きつい言い方にならないように気をつけるべきこと
きつい言い方になってしまっているかもしれない、と思った人が気をつけるべきことはたった1つです。
「相手の気持ちになって考える」
本当にこれですね。
当たり前のようですけど、すごく大切なことです。
自分が言われて
「きついな」
「怖いな」
「不快だな」
と思うような言い方はしない、というのが重要です。
その上で、
「妙に強い言い回しをしない」
「思ったことをすぐに言わずに、自分の中で一拍考える時間を作る」
「オブラートに包む」
など色々思いつくことはありますが、全部根底には「相手の気持ちになって考える」ということがあります。
もし相手の気持ちになって考えるというのがよく分からないときには、他人の言い方を参考にするのがいいです。
話していて、ものすごくいい気持ちになったり、話している内容がスッとはいってくるような人っていますよね。
そんな人の言い方は、きつくないと思います。
まずは他人を真似るところから、というのもいいでしょう。
まとめ
言葉の選び方の問題で、伝えたいことがちゃんと伝わらないってもったいないですよね。
もちろん言い方だけが問題じゃないということもありますが。
けど、自分の中にある主張を伝えるために、できる限りのことはしたい。
ちゃんと伝えたいなら「きつい言い方」をやめた方がいいのだろう、と自分は考えています。