いつ俺〜いつから俺ができないと錯覚していた?〜

社会人ブロガー。大手メーカーでソフトウェア開発をしている人。プログラミングは結構得意。

普通の人が優れたリーダーになるためのリーダーシップ論

f:id:shun_prog0929:20160324161811j:plain

 

優れたリーダーとは、どのような人なのか。

多くの人は他人を引っ張る能力や、自分の主張が強く言える能力など、ある種のカリスマ性のようなものを持った人を思い浮かべると思います。

もちろん、そのような人の中には優れたリーダーになる人もいるでしょう。

しかし、実際の多くの優れたリーダーはごく普通の人で、内向的な人も多いのではないかと思います。

今回は、そんな普通の人が優れたリーダーとなるために必要な能力について話したいと思います。

 

 

自分自身に正しい評価を下す

そもそも自分自身を評価できていない人が、他人がどうこうという立場に立つことはできません。

自信を持つことは重要ではありますが、自己を過大評価してしまった上での自信など意味がありません。

ただの自信過剰です。

そのような人には、誰もついてこないでしょう。

ですから、まずは自分自身をしっかりと評価すべきなのです。

 

自分の過小評価は必ずしも悪くない

「強気に振る舞う上司の方が安心する」という声もあるかもしれませんが、むしろ自己を過小評価している上司こそ、信頼を置かれる場合が多いのではないかと思います。

過小評価、というのは決して悪いことばかりではないのです。

自分への評価を低く設定しているということは、それだけ自身の目標を高く設定しているということですから。

そのような上昇志向を持った人を好意的に感じる人は多いでしょう。

 

また、自分の過小評価が謙遜という形で作用することもあります。

もちろん謙遜し過ぎ、というのはよくありませんが、「自分は全て正しい」というスタンスよりも確実に良い印象を与えるでしょう。

「自分にも間違いはあるし、これから成長していきたい」という謙虚さを持ったリーダーであることは素晴らしいことです。

 

自信は内に秘める

もちろん、自信に満ち溢れたリーダーには魅力があるでしょう。

しかし、それをひけらかす必要は全くありません。

むしろ、その自信を内に秘めておくくらいの方がいいでしょう。

「自信がある」というのは自分が出そうとしなくても、周りが勝手に感じ取るものです。

その自信をアピールするような人は、自己顕示欲の強い人だと思われがちです。

先ほど謙虚さの話をしましたが、自信を持ちながらも謙虚でいるようなスタンスがちょうど良いです。

 

部下をよく見る

部下と上手く付き合いながら目標を達成するためには、まずは部下のことをしっかりと見なくてはなりません。

そこから、部下がどのようなタイプかおおよそつかむことができます。

 

・一人で黙々とやるタイプ

・人に相談するタイプか

・短時間で集中して進めるタイプ

・集中力が続かないタイプ

・ミスが多いタイプ

 

他にも見るべきポイントはあるでしょう。

その上で、その部下がどのように仕事を進めるのかも見てみましょう。

まずは、良し悪しに関わらずしっかりと見るのがいいです。

部下の悪いように見えた行動にも、本人達なりの考えを持った行動であるかもしれませんから。

それを鼻から「悪い」としてしまうのは、部下の可能性を摘んでしまう行為です。

まずは、きちんと部下の行動を見て状況を把握しましょう。

その上で、直すべきポイントはきちんと教えてあげればいいのです。

 

部下を尊重する

まず、部下全員が自分と同じ考えではない、ということを意識しなくてはありません。

彼らは彼らなりに考えていることがあります。

ですから、自分を押し付けてはいけません

彼ら自身の考えを尊重するべきです。

そういった意味で大切なのは、

 

「部下の考えをある程度取り入れる」

「部下に自信を持たせる」

 

というようなことだと思います。

部下の良い点をしっかりとピックアップして、役立っているんだということを理解してもらうのが良いと思います。

それが、次でも頑張ろうという意欲につながりますから。

 

部下を育てる

部下が育たなければ、チームとして結果を出すことはできません。

ですから、リーダーはきちんと部下を育てる必要があるわけです。

しかしながら、育てている段階で結果が出ないのも良くない。

理想的なのは、育てながら結果を出すことです。

それを踏まえた上で、意識すべきことがいくつかあります。

 

メンターを用意する

経験の浅い部下に仕事を任せることで、成長を促すのはよく行われることです。

しかし、仕事を任せて放置してしまっては、結果が出ない可能性が大きくなるでしょう。

しっかりとある程度経験あるメンターをつけて、適切な助言を受けられる状態にしておくことが重要です。

 

業務の意図を伝える

業務を行っているなかで、「なぜこの業務をやってるんだ?」という疑問を持ちながらでは、仕事の効率も悪く、その先の成長も難しいです。

ですから、きちんと業務の意図を伝えることが必要です。

この時、メンターにも意図を明確に伝えておく方が、育てるという面で効果的に作用するでしょう。

部下達もいつかはリーダーとなる日が来るでしょうから、そういった意味でも重要なことだと思います。

 

部下がおかしい時の対処

部下がおかしいという場面は多くあると思います。

それも、

 

「部下の調子が悪い」

「部下の態度が良くない」

「部下が不満を持っている」

 

というような様々な局面があるでしょう。

もちろん、間違っている時にはしっかりと叱ってあげなくてはいけませんし、どこかおかしいときにはしっかりと相談に乗ってあげることです。

このような一つ一つの積み重ねが、部下の成長につながりますから。

 

まとめ

今回は、リーダーシップの話をしました。

リーダーシップというのは、なにも人を引っ張る力だけのことではありません。

むしろ、自分の主張が強すぎる人には、周囲も困惑してしまいます。

それを理解し、調和のとれたチームを作ることこそが、結果に繋がるのではないかと思います。