いつ俺〜いつから俺ができないと錯覚していた?〜

社会人ブロガー。大手メーカーでソフトウェア開発をしている人。プログラミングは結構得意。

独学でも勉強ができるようになる参考書の読み方・使い方

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独学で勉強を行うのに欠かせないものとして、参考書が挙げられるでしょう。

しかし、この参考書を使った勉強も、間違ったやり方をしてしまえば全く効果が出ません

それを「参考書が悪い」だけで自分に問題があるわけじゃない、と考えてしまう人もいるのが現状です。 

確かに、参考書選びは勉強をする上で重要なことですが、僕はそれ以上に参考書の読み方や使い方にこそ注目すべきだと考えています。

 

今日は、独学でも勉強ができるようになる参考書の読み方と使い方についての話です。

 

 

独学でやってしまいがちな間違った参考書の使い方

効率を重視するという間違い

さて、勉強をする上で効率を重視するというのは重要なことのように思いますよね。

だからこそ、多くの人は参考書をさらっと一通り目を通すような勉強の仕方になりがちです

しかし、これが落とし穴となります。

 

さらっと一通り目を通すことで、きちんと内容を理解できるのか、という話です。

授業などを受けて概要を知っていて、その上で参考書を使った勉強をする場合ならできることもあるでしょう。

しかし、独学でこれを行うのはかなり難しい

一通り目を通しても、結局何だったんだ?となるだけです。

 

まずは、効率を重視するという考え方を捨てることからです。

「◯週間で◯◯点取れる!」とか「◯週間で学ぶ〜」みたいな甘い言葉に惑わされない。

参考書に書いてあることをしっかりとした知識として取り込み、自分のものとするためには、それなりに時間もかかるものです。

 

何冊もの参考書を使ってしまう

冒頭でも触れましたが、「自分ができないのは参考書のせいだ!」と考えて、参考書を何度も変えてしまう人がいます。

これは、非常に良くないことです。

 

確かに参考書の良し悪しはあるでしょうから、最初に自分に合ったものをきちんと選ぶというのは重要なことです。

しかし、それを何度も行うのはおかしいこと。

その参考書は最初に真剣に選んで決めたわけですから、それが自分に合ったものとしてしっかり使うべきなのです。

 

ここで重要なことなのですが、「どの参考書にも書いてある情報は同じ」なんです。

それを、どのようなターゲットに、どのようにわかりやすく伝えるか、ということをそれぞれの参考書ごとに工夫しているだけで、本質は同じ。

ということは、何冊もの参考書を使いまわしても、同じ話なのに色々な言い回しをされて、余計にわからなくなる、といった状況に陥るわけですね。

そして、何冊もの参考書を積み重ねるだけで、知識は全く身につかないままになってしまうのです。

 

参考書は「読むこと」ではなく「知識を身につけること」が目的

自分が学びたいことがあって、だからこそ独学でも学びたいと思うんですよね。

それなのにも関わらず、いざ参考書を開くと、それを読むことばかりに気をとられ、肝心の知識として身についたか、ということに関心が向かなくなってしまいがちです。

「知識を身につける」ということを意識してこその勉強なのに。

知識を自分のものとして身につけることは、たださらっと参考書を読む程度ではできません。

どうやって自分のものにするのかを考えることも、また勉強というわけですね。

 

独学でも勉強ができるようになる参考書の読み方・使い方

ここまでに話してきたことを前提とした上で、効果的な参考書の使い方についてお話していきます。

 

「考えること」を意識して読む

読むだけでは、自分の知識として取り込むことはできません。

読んだ上で「考える」ことが重要です。 

 

なぜそうなるのか。

どのようにしてそうなるのか。

いつそうなるのか。

 

色々な方向から考えるように心がけましょう

そうしている内に、参考書の中の情報を、自分の言葉・自分の考えとして取り込むことができるようになります。

 

書き出す・声に出すことによるアウトプット

先に、「考えることを意識する」と言いましたが、それを書き出す、もしくは声に出すとより効果的です

人間は、アウトプットすることによって、知識を自分のものにできます。

逆にただ読むだけのインプットでは、自分のものにはなりません。

 

ここで書き出すときに注意しなくてはならないのは、内容をただまとめるだけにならないことです。

内容をまとめる、というのはただ読んでいるのと変わりません。

しっかりと、自分の考えを自分の言葉で書き出すようにしましょう。

参考書の中に、考えたことを直接書き込むのもいいかもしれませんね。

 

わからなければ戻る

これは非常に大事なことです。

参考書を進める中で、わからなくなることがあるでしょう。

それは大抵、前の内容がきちんと理解できていないから起こります。

ですから、わからなくなったらきちんと戻って、理解し直しましょう。

戻りながら、何度も見直した内容は定着しやすいですから、戻ることがダメなことだと思わなくて大丈夫です。

 

まとめ

今回は、独学でも勉強ができるようになるための参考書の使い方について話をしました。

どうしても、独学は挫折しやすい。

ですが、焦らずに少しずつ理解していけば、必ず成功できます。

効率などにとらわれず、しっかり理解し自分の知識になるようにやっていきたいですね。