みなさんは新海誠という人物を知っていますか？
新海誠さんは、日本のアニメ映画の監督です。
彼の一番の特徴はなんといってもその映像の美しさ。
風景の描写、見せ方が半端じゃないんです！
その上で、物語としてもものすごく面白い。
正直僕はこの人の作品に心底惚れ込んでいます。
今回は新海誠作品の素晴らしい作品を2作品、そして最新作について少しご紹介したいと思います。
秒速5センチメートル
新海誠作品と言えばやっぱり「秒速5センチメートル」です！
この作品は3話の短い話から構成されているのですが、どの話にも見所が詰まっているんです！
まずはストーリーを紹介しますね。
貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨（ほうこう）を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。3本の連作アニメーション作品。
秒速5センチメートル公式ホームページより
僕は特に一番最初の「桜花抄」が大好きなんですよ。
なんか主人公の貴樹くんと、自分が被って見えるときがあって。
この話は冒頭から僕をその世界に引き込んでいきました。
ねえ、秒速5センチなんだって。桜の花の落ちるスピード。秒速5センチメートル。
篠原明里
貴樹くん！来年も、一緒に桜、見れるといいね。
篠原明里
何度も見ていると、この時点で泣きそうになっちゃいます（笑）
こんな小学生おらんやろ、絶対。
切なすぎます。
けど、言葉一つ一つに意味が込められていて、それがあの美しい映像と共に流れてきて、まるで自分がそのシーンに吸い込まれてしまったような、そんな感覚に落ちていきます。
明里、どうか、もう、家に帰ってくれてればいいのに。
遠野貴樹
明里に会うために乗った電車の中での貴樹のこの言葉には、本当に胸がいっぱいになりました。
「秒速5センチメートル」
新海誠作品を見るなら、まずこの作品を見ることをオススメします。
言の葉の庭
こちらの作品には色々な要素が詰まっています。
文学的な要素、切ない恋愛の要素、それぞれの人としての葛藤という要素など、一つの作品で色々な要素を楽しむことができます。
まずはストーリーです。
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。
言の葉の庭公式ホームページより
タカオとユキノが出会った瞬間の、物語はじまってます感がやばかったですね（笑）
「鳴神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留め」
なにを言い出したんだと思いましたけど、返し詩の
「鳴る神の 少し響みて 降らずとも 我は留まらむ 妹し留めば」
をタカオの口から聞いたときは、切ない気持ちでいっぱいになったなぁ。
あの人にとって、15の俺はきっと、ただのガキだということ。
タカオ
27歳の私は、15歳のころの私より、少しも賢くない。
ユキノ
2人はお互いの関わり合いを持つ中で、様々なことを思いながらも強く生きたいと願います。
あの人がたくさん歩きたくなるような靴を作ろうと、そう、決めた。
タカオ
特に、主人公孝雄の葛藤は、僕の心を熱くしました。
「”愛”よりも昔、”孤悲”のものがたり」
みなさんも一度、その世界を見てみてください。
胸にこみ上げてくる感情がきっとあるはず。
これからの新海誠作品
「朝、目がさめるとなぜか泣いている、そういうことが時々ある。」
「見ていたはずの夢は、いつも思い出せない。ただ、ずっと何かを、誰かを、探している。」
「決して出会えない、二人の約束」
「それはまるで、夢の景色のようにただひたすらに、美しい眺めだった。」
「君の名は。」公式ホームページより
うおおおおおおおおおお！！！
なんだ！？
めっちゃ面白そうじゃないですか！
2016年8月公開予定。
みなさんも要チェックですよ！
まとめ
新海誠作品はどれも本当に面白いですが、今回はその中でも僕が特に好きな作品を紹介しました。
あと、最新作も！
みなさんもぜひ、新海誠作品の素晴らしい世界にどっぷり浸かってみてはいかがですか？
以上！
